STOP covid-19

・新型コロナウイルス感染症(しんがたコロナウイルスかんせんしょう、国際正式名称:COVID-19)は、SARSコロナウイルス2 (SARS-CoV-2)がヒトに感染することによって発症する気道感染症(ウイルス性の広義の風邪の一種)である。多くの場合、無症状または風邪様症状を伴う軽症で自然治癒するが、重症では急性呼吸窮迫症候群や敗血症、多臓器不全を伴う。

・病原体:SARSコロナウイルス2 (SARS-CoV-2) に感染することによって発症する。

・感染経路:接触感染、飛沫感染、空気感染

・初期症状:症状は特異的ではなく、症状のないもの(無症候性)から重症の肺炎、死亡まで幅広い。典型的な症状・徴候としては発熱、空咳、疲労、喀痰、息切れ、咽頭痛、頭痛、下痢などがある(表参照)。くしゃみ・鼻水・のどの痛みなどの上気道症状は少ない。WHOの進藤奈邦子シニアアドバイザーは、この病気は下気道に親和性が強く、排ウイルスのピークは発症日から3 - 4日後くらいと報告している。

・進行症状:二次的な細菌性肺炎もあるが、感染後1 - 2週間以内に発症した肺炎はウイルス性のものが多いと見られている。重症化すると急性呼吸窮迫症候群 (ARDS) や急性肺障害 (ALI) などを起こし、人工呼吸適応となる場合が多い。

・潜伏期間:潜伏期間は 1–14日間とされ、世界保健機関 (WHO) は平均値を 5–6日、アメリカ疾病予防管理センター (CDC) は中央値を 4–5日としている。ある感染者の発症(1次症例)から2次感染者の発症(2次症例)までの「発症間隔」は、SARSの 5.3–19日に対して、本症は 3.5–5.9日と見られており、潜伏期間に感染能力をもつ可能性が指摘されている。

・合併症:約1週間の初期症状期に回復しない場合は、高熱・気管支炎・肺炎の初期症状などが併発してくる。重症例では、呼吸不全が起こる。また、血液に乗ってウイルスが体内に拡散され、肝不全、腎不全、心不全、脳炎もしくは中枢神経系感染、多臓器不全などを引き起こすことが確認されている。